保育園事故の公表を求める会

保育園事故をゼロにするために活動していきます!

後悔

娘が区立保育園で事故にあってから、

彼女の顔の傷痕を手当てするたびに、

 

出産した後、働かなければ良かった。

子どもを保育園に預けなければ良かった。

あの保育園を希望しなければ良かった。

 

後悔の渦に飲み込まれて、

自分が嫌になります。

 

こんな目に子どもを遭わせてまで、

なぜ働いているのだろう、とか。 

どんなに経済的に苦しくても、

娘の顔を台無しにするぐらいなら、

ずっと家にいればよかった。

 

働かなければ、あの保育園に預けなければ、

他人の不注意によって、娘の顔に

こんな傷痕を残すことはなかった。

 

母親の仕事のために、

娘の将来の様々な可能性を、

潰してしまいました。

 

娘には、本当に申し訳ないことをしてしまいました。

 

今から私ができることは、

事故から学んでくれない保育園、自治体と

最後まで戦うことしか

残されていないと思います。

 

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事故の真実は、どうやって証明できるのか

事故の翌週、1月21日(月)に

保育園側から事故の説明がありました。  

LEGO レゴ デュプロ はじめてのブロックセット 45019 【国内正規品】 V95-5266

【娘に顔面裂傷のケガを負わせたLEGOのブロック】 

 

その時、事故当日の説明とは、

異なる説明が飛び出しました。

 

当初は、お昼寝から起きた娘が

「自分から」おもちゃの中でブロックを選び、

遊んでいて、手に持って走り、壁にぶつかって、

ケガをしたという説明でした。

 

それが、本当は、

「保育士さんが」選んだおもちゃのブロックで、

みんなで遊んでいて、娘がブロックを手に持って走り、

壁にぶつかって、ケガをしたというのです。

 

驚きました。

娘が勝手にブロックを選んで、

ケガしたと言われていたので、

どうして数あるおもちゃの中から

LEGOのブロックを選んだのか、

ずっと考えていたからです。

 

そこまで、状況の異なる説明が

どうして事故当日にされたのか。

 

事故時に娘を見ていた保育士さんは、

50代のベテランの主任さんです。

 

その保育士さんは、自分の過失を、

事実よりも軽くしようとして、

そう伝えようとしたのかもしれないと

疑いを持つようになりました。

 

説明される中で、私は保育士さんに

「どうして娘は走ったのでしょうか」

と尋ねました。

 

保育士さんの答えは、

「わかりません」

でした。

 

でも、私は知っていました。

娘は、かなり言葉が早く、

よくお喋りするので、

本人に聞いたのです。

 

「ブロックで、おケガしちゃった時、

どうして走ったの?」

「〇〇ちゃん【注1】(同じクラスの男の子)に

追いかけられて、走って、ぶつかったの」

 

娘は、はっきり私に

そう話してくれました。

 

保育士さんは、ブロックを手に持ちながら、

男の子に追いかけられている娘を

放っておいた。

それを知られたくなかったのでしょう。

自分の過失を軽く見せたかったのでしょう。

 

事故時に、他に娘を見ていた保育士さんは

いなかったのですから、

他の人に状況を確かめることもできません。

 

娘は2歳2ヶ月。

話ができたとしても、それが真実でも、

証明にはならないでしょう。

 

事故の真実は、事故を引き起こした側の

保育園の保育士の話からし

引き出せないとしたら。

事故の過失は、真実よりも軽く報告されます。

 

場合によっては、保育園側には

過失はなかったものと、

偽装される可能性もあります。

 

事故の真実は、どうやって証明されるべきでしょうか。

 

保育室にも、監視カメラが必要です。

事故の真実が闇に葬られないように。

 

【注1】

平成31年2月14日(木)13時頃に

中央区子育て支援課長の溝口薫さんから

お電話をいただき、不適切な表現ということ

でしたので、変更させていただきました。

 

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LEGOのデュプロによる裂傷

LEGOのデュプロという

おもちゃのブロックのシリーズがあります。

デュプロ「はじめてのブロックセット」が

保育園の1歳児クラスにあり、

これで娘は顔に裂傷を負いました。

 

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2歳の娘の顔に裂傷を負わせたレゴのブロック

 

そのブロックの対象年齢は、

1.5歳以上。

 

1.5歳以上というと、

国産のおもちゃであれば、

どこを触っても角のない、

ケガとは縁遠いおもちゃを連想させます。

しかし、LEGOのブロックは違います。

 

ブロックの突起部分が尖っており、ここで

娘は眉の中央を深く切ってしまいました。

傷痕は残り、傷痕に眉毛は生えないそうです。

 

LEGO社に確認したところ、

安全に使う上での注意書きは

パッケージや説明書、HPにもありませんでした。

日本の玩具安全基準であるSTマークも、

取得していませんでした。

 

保育園の保育士さん達は、

おそらく対象年齢だけを見て、

STマークがないのに、1.5歳以上なら安全で、

適切なおもちゃだとして購入されてたのでしょう。

 

おもちゃのブロックによる裂傷は、

湿潤療法第一人者の夏井睦先生によると、

大変よくある事故とのことでした。

 

 

実は、近所の形成外科で

テープによる処置を受けた後、

受傷の三日後になりますが、

裂傷の場合の湿潤療法について尋ねたくて、

夏井先生のクリニックを訪ねました。

 

裂傷の場合、湿潤療法は必要なく、

テープによる保護で十分ということでした。

 

ブロックでケガをしたと伝えたら、前述のとおり

よくある事故ということを教えていただきました。

 

よくあるとしたら、

メーカーがなぜ製品自体に注意書きをしなかったのか、

おもちゃを使う際に保育園の安全配慮がなかったのだろうと、

更に憤りを覚えました。

 

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縫合しない選択

隣町の形成外科のクリニックで、

傷と傷痕を専門とする

院長先生が診てくださいました。

 

患部の血を拭き取り、綺麗にしてから、先生は

「広がっていないし、そこまで深くないね」

「このまま軟膏と絆創膏で傷を治しましょう」

と言われました。

なんと、縫わないことになったのです。

 

縫合するものとばかり考えていたので、

一瞬だけホッと安心して、

涙が出てしまいました。

 

ただ、傷の部分には眉毛は生えないとのこと。

初めての宣告に、あまり状況が分からず。

 

眉毛が生えないって、どういうこと?

これから、この子の顔は

どうなってしまうの?

不安だらけでした。

  

家に帰ってから、主人と

傷について話し合いました。

「こんなにザックリ切れているのに、

縫わなくていいのかな」

 

確かに・・・。

 

傷の幅が広ければ広い程、

眉毛が生えない箇所が広くなります。

 

このままでは、まずいのでは。

そう考えて、翌日の朝早く、

別の形成外科に行きました。

 

そこは、美容系のレーザーなどもある

形成外科・皮膚科でした。

院長先生の女医さんに見ていただくと、

傷の幅が広いので、やはり

3針ほど縫う必要があるとのこと。

 

昨日の先生と言っていることが

180度、違う。

 

そう思いながらも、

やっぱり女医さんの言うとおり、

傷の幅を狭くしないといけない。

 

ただ、縫合すると、縫合した糸なのか針なのか

分かりませんが、縫合特有の痕が残ります。

湿潤療法の第一人者である夏井睦医師も

小児の顔面裂傷は縫合しなくてもよい

としています。

 

傷痕のほかに、顔にまた痕が増えることが、

どうしても必要でないのなら、

縫合するのはどうなのか。

 

そもそも、局所麻酔で縫合の際、

絶対に暴れるであろう2歳児を

綺麗に縫合することなど、

本当に可能なのか。

 

主人と二人で話し合い、

女医さんが提案してくださった

縫合とは別の方法で、

傷口を塞ぐことにしました。

 

針と糸による縫合はせず、眉毛を剃り、

ステリストリップという手術後に

縫合の代わりに使うテープで、

傷口を寄せて塞ぐ方法にしていただくことにしました。

 

 

眉を剃り、テープで固定する際も、

もちろん患部が動かないように

気をつけないといけません。

 

女医さん達の細やかな連携プレーで、

娘の大好きなBabyBusの動画を

スマホで見せてもらいながら、

無事に動くことなく、

テープで固定する事ができました。

 

ステリストリップのテープは、

液体を通す作りになっており、

テープの上からゲンタマイシン軟膏を塗り、

滲出液が出るので、テープの上からガーゼを乗せ、

更に別の紙テープで軽く止めました。

 

5日間は、テープで塞いだままにし、

ガーゼは毎日交換するとのことでした。

 

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子どもの人生が変わってしまう事故

平成31年1月16日(水)

午後2時半過ぎのこと。

 

2歳2ヶ月になる娘は、東京都中央区

区立かちどき西保育園の1歳児保育室で、

顔面裂傷のケガを負いました。

 

事故の直後に、保育園から電話がありました。

2歳になる娘が、レゴのデュプロというブロックで、

眉を深く切ってしまったとのこと。

 

縫合が必要なので、これから形成外科に連れて行くとのこと。

 

近所の形成外科に連れて行かれると分かり、

母親の私も病院に直行しました。

 

病院で、初めて見た娘の顔の傷。

写真のとおり、右眉の中央辺りが

パックリ割れていました。

眉毛の裂傷

受傷1時間後


あまりにショックで、

パニックになりそうな気持ちを抑えながら、

病院の受付をお願いしました。

 

しかし、受付の方が言うには、

午後の先生は院長先生ではなく、縫合ができないので、

娘のようなケガの場合、診察ができないとのこと。

 

仕方なく、別の形成外科を探すべく、

病院の外に出ました。

 

それから、保育園の看護師さんと一緒に、

スマホのインターネットで近くの形成外科を探すことに。

 

形成外科なんて、普段はかからないから、

どこにあるか全然分かりません。

 

保育園の看護師さんも、

他に対応できる形成外科を知りませんでした。

あちこち電話しては、今日はお休みだったとか、

形成外科の先生ではないけれど、

聖路加の救急でどうですかとか、

場当たり的な対応。

 

何とか、娘が一度だけ行ったことのある

隣町の形成外科を思い出し、

電話してみたところ、

受け入れてもらえる事が分かり、

そちらへタクシーで向かいました。

 

そこで待つ事、30分。

その間、園長先生と、事故現場で娘を見ていた

ベテランの保育士さんに、

どうしてこのような事故が起こったのか、

話を聞きました。

 

お昼寝から起きた子達を集めた保育室の一角で、

娘が自分でブロックを手に取り、

ブロックを持って走り、

壁に激突して、持っていたブロックが

眉に当たり、切れたとのこと。

 

保育士さん

「私が危ないなと思って、見ていたんですけど、

止めなかったんです。申し訳なかったです」

 

園長先生

「現場の先生が、どうして止めなかったのかなとは思います」

 

私「どうしてそんな危ないものを、

子どもが好き勝手に取れる場所に置いておくのですか?」

 

園長先生

「子どもの自由な選択を尊重するためです」

 

私「子どもがこんなにひどいケガをしても、

子どもが自由に選べるのが大事なのですか?

安全が第一ではないんですか?」

  

園長先生の言葉を、ただただ

信じられない気持ちで聞いていました。

悪夢のようでした。

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