中央区認可のさわやか保育園勝どき6丁目園で保育士大量退職
先週、中央区認可の保育園のニュースに
またもや驚かされました。
保育士大量退職へ... 東京・中央区の認可保育園に何が起きたのか(J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
去年7月の保育ママの死亡事故といい、
中央区認可の保育施設は
不祥事が続いています。
さわやか保育園勝どき6丁目園は
中央区認可の私立保育園。
通っている園児の親御さんは
さぞご心配のことと思います。
さわやか保育園勝どき6丁目園を
運営するニチイ学館は、
新規採用や異動によって
保育に必要な人員は確保したとの事。
まずは一安心ですが、
先生方のほとんどが変わることにより、
園児たちの精神的な負担が増すことは
避けられないでしょう。
ニュースによると、
同園の保育士は、現在の18人のうち13人が3月以降に順次退職する予定。看護師や調理員も含めた30人では、16人が退職する見込みになっている。
保育士さんは現在18人との事ですが、
今月7日に中央区議会の予算特別委員会で
提出されたこちら↓の
「認可保育所別の保育士数の推移
及び巡回指導回数」の資料によると、
さわやか保育園勝どき6丁目園は
3ページ目の下の方にありますが、
平成30年度(見込み)が
正規職員8人、非正規職員8人で
合計16人となっています。
ニュースではなぜか
保育士さんの現在の人数が
少し増えていますが、
13人の保育士さんが
辞められるとの事。
さわやか保育園勝どき6丁目園は、
5年間の保育士数の推移を見ても、
正規も非正規も職員数が減る一方です。
運営する事業者側も
保育園を認可した中央区も
このような事態に到るまで
何も手を打たなかったのでしょうか。
更に、ニュースによると、
退職の理由としては、給与がダウンするなど待遇悪化が進んだり、人手不足で長時間労働が続いたりしたと不満があったことだという。
保育士さんの待遇を改善しようとする時代に
逆行した給与ダウンの待遇。
辞められて当然です。
気になったのが
子供の安全などのため会社に応援要員を頼んだものの来ない状態が続いた、といった訴えもあったとしている。
子供の安全を保育士さんが訴えても、
聞き入れてもらえなかったとのこと。
子供の安全を考えず、
人件費の抑制や効率ばかりを
追求する保育園では、
いつ事故が発生しても
おかしくありません。
このような保育園の対応を
中央区も把握していたのでしょうか。
もし把握していなかったとしたら、
把握できるような仕組みを
用意しなかったのでしょうか。
保育園を運営する事業者や
保育園を認可する自治体など
組織が問題を放置したばかりに、
一番弱い立場の子供達に
しわ寄せが来る構図。
本当に理不尽です。
こちら↓のキャンペーンに
ご賛同をお願いします。