保育園事故の公表を求める会

保育園事故をゼロにするために活動していきます!

中央区からの保育園事故についての回答

2月20日に、中央区福祉保健部子育て支援課から

2月5日に提出した「事故報告書作成のお願い」の

回答を郵送で受け取りました。

 

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中央区からの事故についての回答

右上に「別紙2 中央区の事故報告書」と

手書きで書いてありますが、この文書は写しで、

実物には書いてありません。

 

この文書は、娘のクラスの保護者会で

保護者の皆様に中央区の対応を知っていただくため、

お配りする資料として使わせていただいたので、

「別紙2 中央区の事故報告書」と書いています。

実物には書かれていません。

 

こちらの文書は、受け取る前日に、

中央区福祉保健部子育て支援課長の

溝口薫さんから投函したとの

お電話をいただきましたので、

本物だと思います。

 

認印がないのが、少し気になりますが。

決裁をとった文書ではないのでしょうか。

 

ともかく、内容は事故報告書ではなく、

ただの回答でした。

 

「事故報告書作成のお願い」では、

様々な観点から事故の検証をお願いしましたが、

検証は、行いかねます。

とか、

あらためて検証の予定はありません。

という、事故の検証を断る回答でした。

 

再発防止に向けての検証についても、

事故の要因は、

貴児が玩具を手にしたまま室内を単独で走り、壁に接触したことに存します。

だけで、

間接的・環境的・組織的・制度的要因は、存在しないものと考えております。

とのことでした。

 

娘が自分の行動によりケガをしたので、

保育園には要因はないという姿勢ですが、

事故直後には、保育室の壁に

緩衝材を貼る修繕をしていただいており、

論理的には破綻しているように見えます。

 

再発防止策の具体的な取り組みについては、

引き続き月一回の園庭の遊具点検をはじめとした施設な以外の安全点検及び環境の配慮に努めます、また、全職員で情報共有を図り、再発防止に取り組んでまいります。

として、

今までと同じ点検を続ける他には、

具体的な取り組みには触れていません。

 

情報共有は、今までしていなかったはずないので、

特に再発防止策はないということになります。

 

かちどき西保育園に確認しましたが、

この文書での回答について、

保育園は感知していないそうです。

 

「全職員で情報共有を図り、再発防止に取り組んでまいります」

この「全職員」とは、

中央区子育て支援課の

全職員のことでしょうか。

 

よく分かりません。

このような無責任な回答を、

保育園に確認せず送るなんて

現場を何だと思っているのでしょうか。

 

こんな対応だから、

中央区の認可保育施設では

重大事故がなくならないのではと、

心配になってしまいます。

 

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中央区立保育園事故状況の分析

中央区立保育園の事故件数の分析を

HPにまとめました。

 

中央区 – 区立保育園事故状況の分析 – 保育園事故の公表を求める会

 

HPでは、年度別、地域別、保育園別、

事故件数に対する保育園定員の割合を

分析しています。

 

特に「保育園別の累計事故件数と

定員の割合」のグラフでは、

保育園別の違いが顕著です。

 

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中央区立保育園別の累積事故件数と定員の割合

 

掘留町保育園、八丁堀保育園、

十思保育園の順に、定員に対する

事故件数の割合が高いです。

 

掘留町保育園に5年間在園すると、

50%以上の確率、つまり二人に一人が

事故に遭う計算になります。

 

ただ、平成29年度については、

掘留町保育園の事故件数が

大幅に減っているので、

保育園で、安全性に関して改善の

取り組みがあったのかもしれません。

 

もしくは、

区立は保育園間で人事異動があるので、

事故を起こしやすい保育士さんが、

異動で別の保育園に移ったために

事故が減った可能性も考えられると思います。

 

その他、中央区に開示していただいた

保育園事故状況の文書そのものを

PDFファイルにして公開しました。

 

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東京都中央区立保育園の事故発生件数まとめ

中央区から開示された過去5年間分の

保育園事故状況の一覧に目を通しました。

 

保育園事故状況に記載される事故は、

保育園でケガをして、

病院を受診した場合のみです。

病院を受診しなかった場合は、

含まれていません。

 

傷病名や事故状況には、

骨折、挫創、裂傷、脱臼の外、

歯の関係も多く、歯牙欠損、歯髄切断等、

重症なものが目に飛び込んできます。

 

基準を満たしているはずの認可保育園で、

どうしてこんなにひどい傷害事故が

何件も起こり得るのだろうと、

今も信じられない気持ちです。

 

本人や親御さんは、

どんなにショックだったでしょう。

いつも通り預けたと思っていたら、

保育園から電話がかかってきて、

重症のケガだと告げられる。

 

気の毒すぎます。

 

保育園事故状況の一覧は、後日、

別のHPでPDFファイルにして公開しますが、

今回は、事故状況の一覧を元に、

保育園別の事故件数を表にしたものを公開します。

 

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東京都中央区立保育園の事故発生件数まとめ

全体的にも、年を追うごとに

事故件数が増える傾向にあります。

特に平成28年から29年は、

約10件ずつ事故件数が増えています。

 

かちどき西保育園については、

平成25年、26年は事故ゼロでした。

それが、平成27年に1件、28年に2件になり、

平成29年には11件まで増えています。

平成28年までは、他の保育園と大差ありませんが、

平成29年から、何があったのでしょうか。

 

そういえば、

かちどき西保育園の園長が、

現園長の鍋井久美子さんに交代したのは、

平成29年4月だったはずですが、

それと関係があるのでしょうか。

 

保育園は確かに小さな組織ですが、

園長の方針で、ここまで変わるものだとしたら、

事故が発生した年の園長の名前も、

合わせて公開してもらう必要がありそうです。

 

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中央区による保育園で発生した傷害事故の説明

中央区から正式に説明のあった

娘の傷害事故発生時の保育室の

職員配置図を公開します。

 

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事故発生時の中央区立かちどき西保育園1歳児保育室の職員配置図

鍋井久美子さんが園長を務める

平成31年1月のかちどき西保育園で

発生した娘の傷害事故。

 

1歳児クラスの主任として娘を担当した

保育士の木崎敬子さんが、事故発生時

娘を担当していました。

 

緑の丸が娘です。

 

木崎敬子さんが、

お昼寝から起きた園児4人を遊ばせるため、

LEGOのデュプロのブロックを選び、

遊ばせていたところ、

 

木崎敬子さん談】

うちの子が、なぜか分からないが

ブロックを持って走り出し、

転んで、壁にぶつかった。

 

【本人談】

「○○ちゃん【注1】(お友達の男の子のこと)に

追いかけられ、逃げて、壁にぶつかった。

きき先生(木崎敬子さんのこと)は、

止めてくれなかった。」

 

そうです。

私は親なので、本人の話を信じています。

 

この配置図が本当だとしたら、

他の保育士さん達は、オムツ替えで

トイレに行っている状態なので、

本当のことを知っている大人は、

木崎敬子さん、ただ一人です。

 

しかし、ケガをした本人である娘が、

木崎敬子さんと全く違う状況を

説明していることから、

木崎敬子さんが何らかの理由で、

事故の状況を歪めて伝えている

可能性があると考えています。

 

保育事故を正しく検証するとしたら、

保育室への監視カメラの設置が必須です。

 

【注1】

平成31年2月14日(木)13時頃に

中央区子育て支援課長の溝口薫さんから

お電話をいただき、不適切な表現ということ

でしたので、変更させていただきました。

 

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中央区の区政情報開示請求

二週間以上前に開示請求した結果が、

昨日やっと届きました。

 

通知書を見て、驚きました。

開示する日時に「2月7日から」とありますが、

その日は、前回のブログにも書いたとおり、

別件で情報公開コーナーに情報開示請求に行き、

本人確認もしてもらっていたのに、

この件で情報が開示されたことを

通知されなかったのです。

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中央区の区政情報一部開示決定通知書

開示する日時を指定しておきながら、

開示請求のために登録したメールアドレスには通知すらなく、

開示する日時に通知が届かないような郵送という通知手段を用いて、

開示する日時に本人が情報公開コーナーに行き、

本人確認までしているのに、情報を開示したことを伝えない。

 

情報開示請求、全く機能していません。

 

肝心の情報公開請求の内容ですが、

全認可保育園の事故件数については、

私立保育園は把握していないとのことで、

時間がかかりそうなので、とりあえず

区立保育園だけ公開請求しました。

 

また会社休んで、開示された情報を購入しに行くのですが、

本当に2月7日に開示してほしかった。

利用者の手間を全く考えていない

役所のやり方に憤りを覚えます。

 

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中央区に保育園で発生した傷害事故の事故報告書の開示要求

かちどき西保育園で起きた娘の傷害事故。

 

保育園が区に、事故を小さく見せるような

事実と異なる報告をした可能性があり、

中央区保有個人情報開示等請求を行いました。

 

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中央区立かちどき西保育園で発生した娘の傷害事故の事故報告書の開示を請求

可能性がある、と気がついたのは、

中央区子育て支援課保育園係の広瀬係長に

事故について区の認識を問い合わせた際、

娘の傷害事故について

「縫うか縫わないかの傷ですよね」

と言われたことが発端でした。

 

「縫うか縫わないかの傷」

実際に、縫合しなかったことは確かです。

ただし、それはテープによる処置でも

縫合と同じ効果があると説明を受けて、

縫合糸による痕を避けるため、

縫合しなかっただけで、

縫う必要がないと言われた訳ではありません。

 

慌てて尋ねました。

「何針縫う必要があると診断を受けたか

書かれていますか?」

「書かれていません」

 

診察には、傷害事故の際に娘を担当していた

保育士も看護師も同席していました。

なぜ、医師の診断という最も重要な部分が

報告書に書かれていないのでしょうか。

 

不審に思い、今回の開示請求に至りました。

 

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中央区との話し合い

中央区子育て支援課の方々、保育園園長と

娘の傷害事故について話し合いをしました。

 

第一声、子育て支援課長溝口薫さんから

「この度は申し訳ございませんでした」

と謝罪があったので、

「その謝罪はどのような意味ですか?」

と聞いたところ、

「保育園で事故に遭われたお見舞いの意味です」

とのことでした。

 

つまり、保育園側、中央区側にも

過失はなかったとの認識でした。

過失がない、では、なぜ娘は

保育時間中に保育室で

保育園の選定した玩具により

傷害事故にあったのでしょうか。

 

事故の際、娘が持っていてケガをした

LEGOのデュプロのブロックは、

対象年齢が1.5歳以上で、適切でしたと

中央区側からの見解があったので、

対象年齢が1.5歳以上というのは、

その月齢の子の知能に対して適切であって、

1.5歳以上が使用しても安全という

意味ではないと伝えました。

 

保育園も中央区も、玩具メーカー

対象年齢の表示を安全基準と思い込み、

玩具を選んでいました。

 

走り回るようなスペースのある1歳児保育室で、

突起部分が鋭いLEGOのブロックを玩具に選び、

子ども達を遊ばせる必要があったのでしょうか。

 

保育園も区も、子供の安全を第一に考えて、

遊ぶ環境を配慮していませんでした。

子供の安全に配慮する義務を怠ったことを、

過失とは言わないのでしょうか。

 

保育園や区の過失を立証するため、

事故報告書の作成依頼を

文書で区側に提出しました。

 

とある有名な弁護士さんに相談して、

添削していただいたものです。

同じように子供が保育事故に遭われた方で、

どなたかのお役に立てばと思い、

公開します。

 

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中央区に提出した事故報告書作成のお願い

 

子どもの事故は、なくせない。

なくすことは、実際に不可能。

そのような言葉が、話し合いの中で

区側から数回言われたことです。

 

事故の後、中央区の情報開示請求で、

全認可保育園別の事故件数の開示を

要求していましたが、

その回答がありました。

 

なんと認可保育園でも私立については

事故を把握していないとのこと。

報告の義務すらないそうです。

 

事故件数の情報が管理されているのは、

区立保育園のみ。

認可保育園の保育事故をなくす気など

微塵もないようです。

 

でも、認可保育園に子供を預ける保護者は、

子供が事故に遭っても許容しますと誓約して

保育園に預けているわけではありません。

 

私の娘のように、顔に傷痕を負って、

傷痕に眉毛が生えなくなってしまって、

それでも預けたかったと思う親など

本当にいるのでしょうか。

 

区側は、保育事故を

なくさないといけないとも、

なくそうとも考えてもいない。

それが率直な印象でした。

 

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